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なるべく失敗しない為のスケジューリング

なるべく失敗しない為のスケジューリング、有志ボイスドラマ編です。
真面目に書きましたが実践経験はありません。実践は連載創作台本の全シナリオ公開後と考えております。
不備があれば随時修正していきます。早く実践しろとか言われても困るから止めてね。
こんなモン参考にならんぞ!って思った方は他所を当たって下さい。実際に現場を見たとは言え、自論の域です。
細かい説明は省いてあります。演者目線です。下から文句を言われたくない監督さん向けです。
監督目線では自分のことしか見えなくなり失敗する可能性もあると見ての判断。
音声付き同人誌を作る夢をお持ちの方も是非。
身内でやるなら見なくても。


01.まず原稿を完成させる。連載ものであれば全シナリオを完成させましょう。必要な演者の数とセリフ数が目に見えます。
02.打ち合わせは監督が必ず起きている時間に。演者の方に合わせて貰いましょう。監督が無理をすると制作の失敗に繋がります。
03.生活に余裕のある演者を選ぶ。演者の環境に振り回されていては企画が成熟しません。途中で辞められては堪りません。
04.〆切は少し余裕を持って設定。演者のスケジュールの狂いから企画の破綻が予想されます。性急でも無期限でも危険です。
05.期間は30分もので2週間を目安に各自収録。脚本理解力と再現力の高い演者たちであれば、恐らく間に合います。
06.実績がある場合を除いて、なるべく学生の採用は避ける。幾度に渡ってガッカリを経験しました。スルー推奨です。
07.極論、受けたオファーを達成したことのない演者は、学生でなくても採るべきではない。オファーを受ける気構えがあれば別。
08.オファーを受ける気構えの判別方法は、サイトの有無。サイト>ウェブログ>各種SNSの順に気構えの大きさが違うと見る。
09.更新間隔はアテにならない。オファー通知が届き、それを達成するまで情報を更新しない演者サイトも現実に存在している。
10.役に見合う演者が運よく見付かった場合、意を決して連絡を取りましょう。声を掛けるのは原則一役につき一名。断られたら次。



演者集めに苦労することになりますが、失敗しない為の最善と思われる手法です。あなたの現実と照らし合わせて部分的に調整を。
ぶっちゃけると、一番確実なのは有料でネット声優を雇うことです。納得いくまで付き合ってくれることでしょう。
ついでに以下、担当の心得を書きました。不安なら読んでね。現場に立った人の気持ちです。


学生の方、見ていたら。
学生のことを悪く書いてしまいましたが、過去に酷い学生演者/監督を見ました。
これは幾人もの過去からの経験則です。ご了承下さい。あなたが制作の為に動けば良い。
そうして無事、制作に貢献し作品の完結を見ることが出来たあなたは、自分のことを褒めていいですよ。
学生たちに翻弄された方々からは、意外と思われるかも知れませんが、あなたが素晴らしいのです。

演者の方、見ていたら。
最低限守ってほしいことがあります。監督への不満を仲間にぶつけないで下さい。
そしてそれに関して監督に文句を言う際に仲間を利用しないで下さい。単独で指摘しましょう。
周りに指摘されている悪い所作を直してほしいと言うと、監督に周りを利用していると誤解されます。
監督が嫌われて困るのは監督自身だけでなく、その仲間も含まれると理解させること。
これが伝わらなければ、どれだけ人気監督であろうとハズレです。

監督(脚本/演出兼任)の方、見ていたら。
一役に幾名のアテがある場合は、理想の表現に近いものを再現出来る演者を採りましょう。
社交辞令の上手な演者を採りたい心中お察し致しますが、作品のクォリティを落とすのは宜しくない。
作品が被害を被るのは可哀想です。他でもないあなたの作品が被害を被るのです。止めましょう。
失敗したことがあり、その原因があなたにあるとしたら、仲間が一時的に言うことを聞かなくなるのも道理でしょう。
例え下の立場であろうと、それがあまりにも目に余れば、作品を完成させる為に指摘せざるを得なくなります。
その指摘は(性格の悪い人は例外ですが)決して監督を貶め、辱める為の行為ではありません。どうか、どうか気付いて下さい。
その原因を一度見つめてみるだけでも随分と違います。監督は反省しなくていいなんてことはありません。
申し開きをするのはアリです。ちゃんと事情を説明して下さい。互いに精進して参りましょう。
チャンスをあげます等のパワーハラスメントは対象のモチベーション低下に繋がります。
その前置きに続けて水に流すと言われても信用不可能。本当に水に流す気ならその前置きは不要です。
自分の為だけに仲間(作品のクォリティ)を犠牲にするのを良しとしてしまうのは正直どうかと考えています。
不当な圧力を掛けて良いものが得られるとお思いの方は、これを機にその考えを改めて下さい。
人を導く立場にある監督が人を貶めるのなら、監督を辞退して脚本か演出に。これなら恐らく大丈夫と思われます。
優秀な人材だと思った方と喧嘩した時、下の意見だと捉えずにイマジン。好き好んで上に楯突こうなんて人は少数派かと。
今回の指南では、スケジューリングは他ならぬ監督の役目になります。皆あなたに合わせるのだから当然。
苦手なら舞台監督(進行)を置くべし。適任者を選定しましょう。

学生であり監督(脚本/演出兼任)の方、見ていたら。
無理しないように。しかしこれは〆切を必要以上に長く設定しろって意味じゃない。留意して。
ダラけたスケジューリングでは演者が一向に成果を提出しません。マジ。これも見てきた。シッカリしとくれ。
実際PKshotaは学生監督の方に従ったことがありますが、成果を提出した者はPKshotaを含めて極僅かでした。
企画は破綻しました。破綻の決定打は学生監督の無言による制作放棄です。それでコミケ行きやがったし。
企画をリードするのも、あなたの役目になります。作品を一番理解しているあなただからこそ。お忘れないように。

舞台監督(進行)の方、見ていたら。見掛けたことないけど。
監督が掲げる理想の表現を理解し、演者や音響に伝える役目を担っているでしょうか。
多忙故の不在である監督の代理といったところか。よくぞ引き受けてくれました。
板ばさみの立場に置かれ、双方向での綿密なコミュニケーションの繰り返しになることと思います。
相当の気力を労しますが、作品の公開で恐らく報われますので、折れずに体調管理を。
この役職がある、って結構な大作では。有志ボイスドラマ制作じゃあ見掛けませんよ普通!
制作の生命線です。あなたが倒れてはいけません。ガンバレ!!
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